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【防寒対策】振袖・袴の下には何を着たらいいの?男女ともに最適なインナーをご紹介!

2025.02.06

#コラム

【防寒対策】振袖・袴の下には何を着たらいいの?男女ともに最適なインナーをご紹介!

卒業式や成人式(はたちの集い)といった大きなイベントは、1月~3月などの寒い時期に行われることが多いです。

たくさん着込むイメージのある振袖や袴でも、特に下半身の防寒は必須。

そこで今回は、振袖や袴の防寒対策に最適なインナーや、基本はどんなインナーを着るのかについて男女別に徹底解説します!

目次

そもそも振袖や袴はどんなインナーを着るの?

▼女性の場合
▼男性の場合

さらに防寒対策で着るならこんなインナーがおすすめ!

▼女性編
▼男性編

注意したいインナー

振袖や袴に貼るカイロってどうなの?

足元の防寒はどうする?

振袖・卒業袴・男性紋付袴を着るなら…たちばな&シャレニーにおまかせ!

振袖や袴を着るときに最適な防寒対策インナーについてまとめ

そもそも振袖や袴はどんなインナーを着るの?

そもそも振袖や袴といった「着物」は、着物1枚だけを着ているわけではなく、何枚も重ね着をして着用します。

着物の下には「長襦袢(ながじゅばん)」
長襦袢の下には「肌襦袢(はだじゅばん)・裾除け(すそよけ)」を着用するのが基本で、
この「肌襦袢・裾除け」がインナー(肌着)の役割になります。

ここからは男女別に肌襦袢・裾除けの他に使用する場合のあるインナーについて詳しく解説していきます!

女性の場合

女性の場合は

和装ブラ(スポブラやノンワイヤーなどで代用可だが着付師に要確認)

下は普段使いしている下着
(シームレスショーツがおすすめ!)

肌襦袢&裾除けorきものスリップ

といったインナーを着用します。

まず和装ブラですが、必ずしも着用する必要はありません。
「あると便利」くらいの感覚で大丈夫です。


こちらが和装ブラ↑

和装ブラはどちらかというと、胸を押さえてボリュームを少なくする役割で着用します。

なので、着物を着るときはノーブラでも心配はありません

(胸が大きめの方は和装ブラを着用した方がいい場合があるので、心配な方は着付師や店員さんに確認するのが◎)

そもそもなぜ胸のボリュームを少なくするのかというと、振袖や袴に限らず、着物を着る場合はなるべく身体がなだらか(寸胴)になった方が、
着崩れしにくく何よりキレイに見えるんです!

そのため、着物を着るときは胸にボリュームが出てしまう普段使いのワイヤー入りブラは着用しないのが鉄則です。

ノーブラが気になる方は、肌襦袢(はだじゅばん)と呼ばれる、素肌の上に直接着るインナーの下にパッドなしのキャミソールなどを着るのも◎!

ちなみに和装ブラがない場合、スポブラやノンワイヤーブラで代用することも可能です。

ただ、どちらも厚手のカップが入っている場合は、胸のボリュームが出てしまうので、スポブラやノンワイヤーブラでの代用を考えている方は、一度着付師や店員さんに確認を取るのをおすすめします

次に、下は普段使いの下着で大丈夫です。

「着物を着ると下着のラインが出やすくなるから下着は付けない方がよい」という方もいますが、余程凹凸・金具のある下着や補整下着などゴムの締め付けが強い下着でない限り、
普段使いの下着ではラインは見えにくいので、普通に着用して問題ありません。

ただ、ラインが出るのが心配なら、
シームレスショーツがおすすめです!

薄手でラインが響きにくく着付けにも影響がないので、悩んだときはシームレスショーツを選ぶと◎。

最後に肌襦袢(はだじゅばん)裾除け(すそよけ)ですが、こちらはセットで使用します。

まず肌襦袢ですが、着物が肌に直接触れないようにするために上半身に着る肌着のことで、
汗や皮脂などの汚れから着物を守る役割
があります。

裾除けも肌襦袢と同じ役割で、
下半身に巻いて使用
します。

また肌襦袢+裾除けのように上下分かれた肌着の他に、「きものスリップ」と呼ばれる、
ワンピースタイプの肌着もあります!


↑こちらがきものスリップ

役割は同じですが、肌襦袢+裾除けはお腹周りをすっきり見せられ、きものスリップは着付けがしやすいというメリットがあります。

自分の好みに合わせて選んでみてください!迷ったときは店員さんに聞くのも◎!

男性の場合

男性の場合

・肌襦袢(はだじゅばん)&裾除け(すそよけ)orステテコ

が基本のインナーとなります。

肌襦袢裾除けはセットで着用します。

どちらも素肌に直接着ることで、汗や皮脂などの汚れから着物を守る役割があります。

肌襦袢は上半身に、裾除けは下半身に巻いて着用します。

裾除けに関しては、ステテコで代用ができます。

ステテコはズボンと似た作りになっており、
冬用の厚手タイプもある
ので、これ1枚でも防寒になります。

裾除けはスカートと同じ作りになるので、
また別で防寒対策をする必要があります。

ここからは基本のものとは別に防寒対策用のインナーについて、男女別に解説していきます!

さらに防寒対策で着るならこんなインナーがおすすめ!

女性編

基本の肌着の他に防寒対策でさらにインナーを着る場合

上半身→衿ぐりが前後に大きく開いた半袖~7分袖の市販の保温下着

下半身→スパッツや8分丈くらいのレギンス

がおすすめです!
順番に解説していきます!

まず上半身に着るおすすめのインナーですが、市販の保温下着がおすすめです。

ただ、保温下着を選ぶときに3つポイントがあり、

① 着物を着たときにインナーが衿と衣紋(えもん)から見えないこと

② 長袖の場合、袖口からインナーが見えないこと

③ 肌にあった素材を選ぶこと

をおさえたインナーを選ぶのが◎!

上記の①と②はインナーが着物から見えるとだらしない印象になってしまいます

それを避けるには

① 衿ぐりが前後に大きく開いた、Uネックのものなどを選ぶ

② 長袖なら7分袖の、着物の袖口から見えない長さを選ぶ

のが重要なポイントです!

上記の③ですが、肌に合った素材でないと肌が荒れたり、かゆくなることがあります。

洋服だったら肌に異常が出てもすぐ脱ぐことができますが、着物の場合すぐ脱いだりできません

なので、防寒インナーの素材はできるだけ普段着ている素材にする、もしくは普段着用している防寒インナーにするのが良いです。

次に下半身のインナーについてですが、おすすめはスパッツ8分丈くらいのレギンスが◎!

振袖も袴も上は布が重なっていて、気温などの影響で人によっては暖かく感じますが、逆に下は生足でスカートをはいているのと同じ状態になるので、かなり寒いです。

なので、長さのあるスパッツや、8分丈くらいのレギンスをはくのがおすすめです!

ちなみにこの記事の筆者は卒業袴を2回着たとき、2回ともあらかじめ自宅でレギンスを着用して着付けをお願いしましたが、普通に着付けをしていただきました。

袴に響くこともなく、問題ありませんでしたが、一応「防寒対策でレギンスを着用したい」と着付師や店員さんに伝えておくとスムーズです。

また、足元をブーツやパンプスにする予定の方は、レギンスでなくタイツの方がおすすめです。

特にカラータイツだとブーツから見えても可愛いので◎!です!

男性編

男性の場合、基本の肌着の他に防寒対策でさらにインナーを着るなら

上半身→衿ぐりが前に大きく開いた半袖~7分袖の市販の保温下着

下半身→8分丈くらいのスポーツ用レギンス

がおすすめです!

こちらも順番に解説していきます!

上半身におすすめのインナーは市販の保温下着

ですが選び方にポイントがあり

① 着物を着たときにインナーが衿から見えないこと

② 長袖の場合、袖口からインナーが見えないこと

③ 肌にあった素材のインナーを選ぶこと

をおさえたインナーを選びましょう。

①と②は、着物からインナーが見えるとだらしなく見えてしまうのでそれを避けるために重要となります。

③は肌に合った素材でないと肌が荒れたり、かゆくなることがあるため、それを避けるために重要です。

普段着ている素材や、普段使いの保温下着を選ぶと◎です!

次に下半身についてですが、男性の場合は8分丈くらいのスポーツ用レギンスがおすすめです!

現在呉服店やフォトスタジオでレンタルできる男性の袴は、女性の振袖や袴と同様にスカート状になっているものがほとんど。

生足に袴を着用する形になるので、かなり寒く感じます。

そのため袴の下にスポーツ用レギンスを1枚はいておくだけでかなり違います。

基本的には着付けに影響はありませんが、着付師や店員さんに「防寒対策にレギンスを着用したい」と伝えると◎。

注意したいインナー

インナーも種類によっては、着付けに適さないものもあります。

例えば…

・生地の分厚いインナー
・ボディースーツなどの補整下着

といったインナーは着物のときは着用しない方がよいです。

例えば生地の分厚いインナーは、着ぶくれして見えたり、着付けに影響がでることもあります。

ボディースーツといった補整下着は上からさらに帯で締めるため、苦しくなってしまう可能性が高いです。
さらに金具のついたインナーも、着付けに響くためおすすめできません。

着物の場合、一度着付けを行うと一番下に着たインナーは脱ぐことができません。

そのため、当日の天候・気温や移動手段の他、成人式の会場の状況などに合わせて、インナーの生地や枚数を変える必要があります。

外は寒くても成人式の会場は暖かく、途中で具合が悪くなってしまうこともあります。

防寒対策は大切ですが、着込みすぎて具合が悪くならないように気をつけましょう。

振袖や袴に貼るカイロってどうなの?

結論から言うと、袴や振袖を着るときに貼るカイロを使用するのはおすすめできません

貼るカイロは着物や長襦袢を傷つけてしまうので、着物・長襦袢に貼ることができません。
また、肌襦袢やインナーに貼るのも、低温やけどの恐れがあるため危険です。

そのため「振袖・袴など着物を着るときは、貼るカイロは使わない」と考えてください。

カイロを使いたい場合は、貼らないカイロをバッグの中に入れて使うのがおすすめです!

インナーではありませんが、こちらの記事も防寒対策として参考にしてみてください♪

成人式の必須アイテム、ショールの種類ってどんなものがある?

足元の防寒はどうする?

足元の防寒は何を履くかによって変わります。

例えば、足袋+草履の場合、足袋を履く前に中に足袋ソックスを履くのがおすすめです!

足袋ソックスとはその名の通り、足先が足袋のように分かれている靴下のこと。
靴下専門店などで様々な種類が取り扱われています。

足袋ソックスを履く場合注意してほしいのが、足袋のサイズ

靴下を中に履くので、
靴下のサイズ(自分の足のサイズ)+0.5cmほど大きいサイズの足袋を用意してください。
(こちらの方法は男女問わず使える方法です…!)

女性の場合、ブーツやパンプスなどを合わせる方もいると思います。

その場合は足袋ではなく普通の靴下で厚手のものや、靴または靴下用カイロなどで防寒対策ができます!

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振袖や袴を着るときに最適な防寒対策インナーについてまとめ

いかがでしたか?

最後に今回のおさらいですが、

① 振袖も袴も上半身は着込むので、人によっては防寒インナーを着るか着ないか、当日の気温や移動方法、会場などから決める

② 逆に下半身は生足にスカートの状態なので、男女ともレギンスを着用するのがおすすめ!

振袖や袴を初めて着る場合、どのくらいの寒さなのか、着付けでは何を着るのか…などなどわからないことも多いですよね。

そんなときはたちばな&シャレニーのスタッフにお気軽にお尋ねください!

スタッフ一同、振袖や袴で快適に過ごせるよう、全力でサポートいたします!

振袖・袴で過ごした時間が、みなさまにとって素敵な時間になりますように。

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