【長野市】 【長野本店】ハチドリ ｜着物たちばな長野本店｜

皆さんは、大きな課題に直面した時、自分の力の小ささを感じたことはありませんか。
「どうせ自分一人が頑張っても変わらないのではないか」と思った経験がある方も多いのではないでしょうか。
ここで「ハチドリの話」をご紹介します。
大きな山火事が起き、森の動物たちは皆逃げ出しました。
しかし、一羽の小さなハチドリだけは川から水をくちばしに含み、何度も何度も火の中へと運んでいました。
動物たちは笑って言いました。「そんなことをしても無駄だよ。」
けれどハチドリは答えます。
「私は、私にできることをしているだけ。」
この話には大切な教訓があります。
1つ目は、小さな行動の積み重ねが大きな変化を生むということです。職場でも、一人の工夫や声かけが、やがて全体の成果や雰囲気を変えていきます。
2つ目は、他人と比べるのではなく、自分にできることを考える姿勢です。「上司が」「環境が」と嘆くより、自分にできる一歩を踏み出すことがスタートになります。
そして3つ目は、チームの力につながるということです。ハチドリが一羽だけなら限界があっても、もし皆が動いたら状況は変わります。職場でも、一人の小さな取り組みが周りを動かし、組織全体を変えるきっかけになるのです。
研修の場ではぜひ、皆さん自身が「自分がハチドリになるとしたら、どんな小さな行動ができるだろうか」を考えてみてください。
付箋やメモに一つ書き出し、仲間と共有してみると、思いが可視化され、行動につながりやすくなります。
大きな火を一気に消すことはできなくても、小さな一滴を運ぶことは誰にでもできます。
その一滴が集まれば、やがて大きな流れとなり、組織を動かす力になります。
今日の学びを通じて、ぜひ皆さん一人ひとりが「自分にできる一滴」を持ち帰り、実践につなげていただければと思います。