着物のたちばな|ニュース・リリース

News & Release ニュース・リリース

トップニュース・リリース着物のお手入れってどうしたらいいの?着た後からクリーニングまで徹底解説!

【長野市】 着物のお手入れってどうしたらいいの?着た後からクリーニングまで徹底解説! |株式会社たちばな|

2023.05.27

#お知らせ

「着物を着た後ってどう畳んだらいいの?」
「着物のお手入れはどうしたらいい?」

 

などなど…着物を着たときはそのあとのお手入れで悩んでしまいますよね。

 

 

そこで今回は、
着物のお手入れについて畳み方~クリーニングの出し方など気になるポイントを徹底解説します!

 
 

着物は着たらすぐクリーニングに出さないといけない?

着物-訪問着

着物を着た後、もうしばらく着ない(1シーズン以上着ない)場合はそのままクリーニングに出してしまった方が良いです。

 

1シーズン以内に着る場合はクリーニングには出さず、お手入れをしてから自分で保管します。

 

また、1シーズン以内に着る場合でも、着物にシミや黒ずみなど気になる汚れがついてしまった場合は、すぐにクリーニングへ出すようにしましょう。

 

時間が経つほどシミは取りづらくなるので、見つけたらすぐにクリーニングへ持って行くのが◎。

 

ちなみに着物はシーズンごとに着分けますが、基本は以下のように着分けます。

表-着物-季節2

例えば10月~5月の間に複数回着物を着る場合は、
シミや汚れがない限りすぐにクリーニングには出さず、
下記の「着物を脱いだ後にすること」を行ってから畳んで保管します。

 

クリーニングに出す場合はどんなクリーニングをしたらいいのか、例えば黒ずみや着物についたファンデーションを落としたいなら丸洗い(ドライクリーニング)に、シミがついているならシミ抜きなど、汚れによってお手入れの内容が異なります

 

下記の
「着物のお手入れの種類」
「着物をクリーニングに出すときどこに持って行けばいいの?」
を参考にしてどんなお手入れをするか考えてみて下さいね。

 

着物を脱いだ後にすること

まず着物を脱いだ後、着物専用ハンガーにかけて2時間~半日程度(長くても一晩以上は干さない)室内の日光が当たらない場所に置いて、湿気を飛ばします

 

このときの注意点は3つ

  • 着物をハンガーにかけたとき、シミや汚れがないか確認する(見つけたらすぐクリーニングへ!)
  • 室内でも必ず日光の当たらない場所に置く(日光は移動するので注意!)
  • カーテン・障子越しの日差しにも気を付ける
 

着物は日光が大敵なので、
必ず日光の当たらない場所に置いて下さい。
カーテン・障子越しの日差しでも着物がヤケて変色することもあります。

 

また、室内の湿度が高い場合はエアコン・扇風機・除湿器などを使って室内の除湿を行いながら干すようにします。

 

湿気を飛ばしたら畳んで次に着るときまでしまっておきましょう。

 

着物の畳み方

着物を脱いだ後ハンガーにかけっぱなしにしてしまうと、着物の内側の生地と外側の生地がずれて長さが変わってしまうことも…。

 

そうならないように必ず着物は畳んで保管しましょう!

 

着物の畳み方ですが、着物を畳む前に

  • 着物を広げられる広いスペースを確保する
  • 着物は床などに直に置かず、衣装敷を敷いた上に乗せる
 

この2点に注意して行うようにして下さいね。

 

ここから本番の着物の畳み方ですが、

 
 

① まず初めに着物を広げる

 

② 手前の脇線(脇の縫い目)で着物を畳む

 

③ 衽(おくみ)線で着物を手前に折り返す

 

④ 左右の衿先を合わせる

 

⑤ 衿を整える(衿の中心を谷折りにして畳む)

 

⑥ 両方の脇線を合わせる(左右でピッタリ合わせるようにして畳む)

 

⑦ 上になっている方の袖を反対側に返して身頃に重ねる

 

⑧ 身頃を2つor3つ折りにして畳む

 

⑨ 両手でしっかりと肩山・裾の生地を掴みながら、着物をひっくり返す

 

⑩ 畳まれていない方の袖を身頃に合わせて畳む

 
 

畳み終わったら着物を「たとう紙」(着物を購入したりクリーニングに出したときについてくる、着物を包んでいる紙)に包んでからタンスなどにしまいます。

 

着物のお手入れの種類

着物-たくさん

着物のお手入れには

 
  • 丸洗い
  • 水洗い
  • シミ取り
  • 色直し
 

などの種類があります。

 

丸洗いはドライクリーニングのことを差し、ファンデーションや袖口の黒ずみなどの油性の汚れに効果があります。

 

水洗いは汗など、丸洗いでは取りきれない水溶性の汚れに効果があります。
綿や麻など水に強い素材でできた着物や浴衣などで、汗をかいた場合は特に水洗いするのをおすすめします。

 

シミ取りでは、丸洗いだけでは取りきれなかったシミをとります。
シミによって溶剤を変えながらシミ抜きをします。

 

シミ取りを希望するときは、
もしわかれば何がついてできたシミなのか伝えてもらうとスムーズにシミ取りができます。

 

色直しとは、長く着ている着物で色が変色してしまった箇所などに色をさして、変色がわからないようにする技術のことを言います。

 

この他にも

 
  • 洗い張り
  • 湯のし
  • シワのばし(プレス加工)
  • ガード加工(撥水・撥油加工)
 

といったものもあります。

 

洗い張りは、着物をほどいて反物の状態に戻して洗い、ノリを引いた後蒸気をあてたり布を伸ばして反物の幅を整えることを言います。

 

仕上がりは反物のままになるので、着物にするには新しく仕立てる必要があります。

 

洗い張りをすると反物の筋が消えるので着物を仕立て直すことができます。

 

湯のしは反物に蒸気をあてて生地を柔らかくしシワを伸ばして幅を整える作業のことを言います。
洗い張りの仕上げやガード加工の前、仕立ての前に行われるものになります。

 

湯のしは洗い張りやガード加工の中に入っている場合とまた別で付け足す場合とお店によってバラバラなので、お店と相談しながら確認すると◎。

 

シワのばし(プレス加工)はその名の通り着物のシワをのばす加工になります。
長い間しまっていてシワがついてしまった着物などにおすすめです。

 

ガード加工は丸洗いや洗い張りをした後に行うことで、シミ・汚れ・カビを防ぎます。
撥水・撥油効果がある加工になるので、食べこぼし・雨・雪・泥などが繊維の細かいところまで染み込むのを防いでくれます。

 

いろいろなお手入れの方法がありますが、これらはお店でのクリーニングの内容になります。

 

「お店に出すなら自分で着物のお手入れをしてしまいたい」という方もいると思いますが、
クリーニングはプロの手を頼った方が良いです。

 

例えばポリエステルなどの化学繊維でできた着物なら、自分で手洗いすることができますが、正絹(しょうけん)の着物(絹100%の着物)などは自分で洗うと確実に縮んでしまいます。

 

着物の生地は扱いが難しいので、必ずクリーニング店に頼みましょう。

着物をクリーニングに出すときどこに持って行けばいいの?

着物をクリーニングに出す先は

 
  • 呉服店
  • 洋服のクリーニングなどを行っている一般的なクリーニング店
  • 着物専門のクリーニング店
  • 悉皆屋(しっかいや)
 

が主になります。

 

呉服店は基本どこでもクリーニングを行っていますが、呉服店自体で行っている訳ではありません。

 

着物のクリーニングを専門に扱う業者へ着物を卸してクリーニングしています。
その点で言うとプロによるクリーニングになるので、仕上がりに問題はないです。

 

丸洗い・水洗いはもちろん、シミ・色直しなど判断が難しいものも相談ができます。

 

また、洗い張り・湯のし、その後の仕立ても行ってくれるので着物のお手入れに関して総合的に相談したい方におすすめです。

 

スーツなどを出す一般的なクリーニング店ならどこでも、着物のクリーニングを行っています。

 

一般的なクリーニング店はクリーニングのプロではありますが、着物となると古いシミや色の抜けは対応が難しく断られてしまうこともあるので、「着用後シミや色の抜けがない綺麗な状態の着物」や浴衣をクリーニングに出したい場合などに利用すると◎。

 

着物専門のクリーニング店はその名前の通り、着物を専門に扱うクリーニング店のことを指します。

 

着物のクリーニングを専門的に扱うクリーニング店はネットのみの店舗も多くみられます。

 

気軽にお手入れをお願いできるのが魅力ですが、配送まで日数がかかったり、着物をクリーニングする前に見積もりを連絡してくれるなどの連絡制度や万一の場合は返金OKなどの保証制度がしっかりしている業者を選んだ方が良いです。

 

悉皆屋(しっかいや)とは着物の様々なメンテナンスを丸ごと引き受けてくれるプロのことを指します。

 

ただ、悉皆屋と名前が付いているお店があるわけではなく、「着物専門のクリーニング店」「洗い張り・染物店」「仕立屋」などを総称して悉皆屋と呼ばれています。

 

悉皆屋さんに頼む場合は着物の状態に合わせてそれぞれのお店に持って行きます

 

自分では判断がしづらいシミや色の抜けの他、着物の仕立てなど丁寧に対応してもらえるので、気になるものについて細かく相談したい場合は悉皆屋さんに持って行くのが◎。

 

着物のお手入れの相談をするなら…

着物のお手入れの相談をするなら、着物の総合的なプロである呉服屋さんがおすすめです!

 

自分では判断できないシミや黒ずみの他、どんなお手入れが適切なのか、また洗い張り後の仕立てなど幅広い面で相談できるので、着物に関する相談が初めての方・相談をしたいけどどこに相談していいかわからない方は、まず呉服屋さんに相談してみるのが◎。

 

たちばなでも着物に関する相談を承っているので、お困りの方はぜひ一度ご相談下さい!

 

またたちばなでは

 

「結婚式に手持ちの着物を出すのが面倒」
「七五三に着物を着たいけど何を着たらいいのかわからない…」

 

という方におすすめな、礼装着物レンタルも行っています!

 

たちばなの礼装着物レンタルなら

  • 結婚式・七五三・卒業式など状況や立場に合わせて最適な着物をご用意!
  • 実店舗があるので気軽にご相談可能!
  • 老舗呉服店ならではの高品質で豊富な品揃え&サイズもS~LL(女性)まで対応!
  • さらにふくよかさんも安心なMO・LOサイズ(女性限定)も!
  • 試着・コーディネートや当日の着付け・ヘアメイクまで全てやってもらえてラクちん♪
  • 帯や着付け小物・草履・バッグも含めたフルセットレンタルができちゃう!
  • 返却時はクリーニングなし!着た後は畳んで返すだけでOK!
 

…と準備・返却の手間は最小限で着物レンタルができちゃいます!

 

気になった方・価格などプランの詳細を見たい方はこちらのボタンから「たちばな公式着物レンタルページ」をご覧下さいね

 礼装着物レンタル

礼装着物来店予約

着物のお手入れってどうしたらいいの?まとめ

着物-写真撮影

いかがでしたか?

 

着物のお手入れは

 
  • 着た後すぐのお手入れ
  • プロによるクリーニング
 

の2点が重要になります。

 

着物の状態(シミ・汚れ・シワ・色抜けなど)によっては自分での判断が難しいことも多いです。

 

なので安心して着物に関する相談ができるお店を探しておくと、万が一のときでも安心です。

 

たちばなでも随時着物のお手入れに関する相談を承っておりますので、ぜひ気軽にご相談下さい!

 

皆さまのご来店を心よりお待ちしております!

 
株式会社たちばな|お問い合わせ

Inquiry お問い合わせ

当社のサービスや商品に関することはもちろん、お着付や・お手入れ・きものの素朴な疑問やわからないことなど、お気軽にお問い合わせください