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人事ブログ

きもの×念い

1.新時代の幕開け

三年(2023年7月時点)ぶりとなりますが、社員さんの結婚式に参加する機会が少しずつ増えてきました。45期(2022年7月-2023年6月)もコロナ前を超える業績を上げており、結婚式・入学式・卒業式等が増えてきたことを証明してくれています。コロナがまだまだ猛威を振るっているとはいえ、withコロナの新時代に向けて社会が前進しはじめています。

コロナが始まった頃、コロナが収束しても元の時代には戻らないと聞いておりましたが、その言葉通り、コロナ前の生活に戻った実感は無く、違う世界軸に移ったんだなと感じます。様々な面で、改めてそのプラスとマイナスを考えて変更していきたいと思います。コロナを経て変化することは今後も多くあると思いますので、常に時代の変化に対応し長寿企業となりましょう。近い将来必ずコロナではない別の感染症が猛威を振るう時が来ますから、コロナで得た良い習慣である、手洗い・うがい・消毒を今後も継続していきたいと思っています。

2.日本文化とは積み重ねの美しさ

或る長野市の異業種交流会で、弊社よね子専務に講演をして頂いた所、男性も半分以上いる中で非常に好評を得ました(女性の参加者からは勿論大好評でした)。インバウンドも戻り善光寺さん周辺や駅前は海外の方が多くいらっしゃいます。そんな海外の方に聞かれるであろう日本の文化について、とりわけきものの知識を日本人としてキチンと答えられるようになりたいという声が多かったことは大変嬉しいことでした。着物ってなんで「おはしょり」があるの?「身八つ口」ってなんで女性のきものにしか無いの?振袖の袖が長いのって何で?そういった質問に歴史的背景を含めて説明できるようになりたいと言ってくれていました。

私自身、茶道(裏千家)を習い始めましたが、月2回とても楽しく学んでいます。今まで呉服業界の人間だから最低限の嗜みとして必要だとは思っていましたが、義務感の意識では行動に移せませんでした。習いたいと思ったキッカケは美に対する意識の変化です。姿勢や振る舞い、仕草(以下所作)の一つひとつに美を感じるようになったからです。若い時は容姿の美しさばかりに目がいっていましたが、年を重ねるにつれて、その人から自然と滲み出る所作の中に美しさを見出すようになりました。所作ががさつな人を見ると、昔は美人だったろうにもったいないと感じるほど、美を感じるポイントは容姿ではなく所作になってきたのです。所作や表情はその人の日々の積み重ねの結果であり、一朝一夕には身に着けることができないからこそ美しく憧れを感じます。自分自身、まだ手遅れではなく今が最良な時と信じ、10年後を想い所作や表情を大切に積み重ねたいと思います。

日本舞踊ってダンスと比べるとゆったりとして退屈なイメージがありますが、経験者と日常生活で接するとやはり所作が抜群に美しいんですよね。品の良い所作を身につける為でしたらダンスよりも日本舞踊に分があるかなと思います。茶道も同じで、障子の開け閉め、立ち・座り、歩き方、一つひとつ意識しないと先生のようには出来ないんですけれども、日々訓練です。食いしん坊な自分にとっては、毎回用意されるお菓子も楽しみの一つです。端午の節句の折には「ちまき」を頂戴しましたが、笹を束ねる糸を楊枝がわりに使って切る食べ方を教わり、粋で通な人になれたように感じました。お稽古の合間合間に、掛け軸に書かれている言葉とその意味、またお花も毎回変わりますがそういった一つひとつに季節感を感じながら過ごす時間は格別なものがあります。お茶席では「きもの」はあくまでも脇役です。ファッションとして楽しむ着物も主役は着物を纏うその人自身だとすると、やはり脇役なのかもしれません。モノよりコトを大切に伝えること、着物そのものの良さを伝えることも大切ですが、その着物を纏ってどんな体験が出来るのかを伝えることが大切だと、日本の文化に触れて再認識しました。

3.念いは一つ、手段は無限大

お客様とのコミュニケーションを積み重ねること、回数を重ねることもとても大切です。私が入社した時は訪問活動が中心で、何度も訪問しお会いし、お話することでお客様とのコミュニケーションを深めてきました。徐々にインターフォンが普及し、訪問でお客様とお会いするのが難しくなってきたそんな時に、訪問をしなくてもお客様に来店頂ける「プル型の店頭を作る」と会長が宣言されました。当時、展示会以外の日は入金や納品のお客様がいらっしゃるくらいで日々の店頭は閑散としていましたので、そんなこと出来るのかと思っていました。しかし弊社会長はあらゆる方法を全て実施し、見事今のお客様で賑わう店頭を作り上げたのです。まず当時ほとんど扱いのなかった振袖強化を進めました。JKSという振袖地域NO.1呉服店が日本中から集まったグループに加盟し、そこの理事長にまで推され見事今の振袖地域NO.1の地位を築かれました。訪問をしなくても振袖を見に来店されるお客様が増えてきました。又成人式以外にも沢山ある人生の記念日を応援するフォトスタジオミルキー(現シャレニー)を立ち上げました。当初は大変苦戦しましたが、撮影技術や接客スキル、テンションが上がる魅力的なスタジオを徐々に作り上げ、七五三や入卒式のお子様や親御様が来店してくれるようになりました。そして着物レンタル1万円をスタートし、当初は全く利用されませんでしたが、ジャパネットタカタのようなTVCMによって地域に認知されるようになり、毎年1,700人の新規客が店頭に来店頂けるようになりました。装道というたちばな創業からの着付け流派を今の前結びきもの学院の流派に変更し、コロナ前は生徒数1,100名を突破し、日々教室の生徒さんがお店に来ていただけるようになりました。唯一実現されなかったのは着物クリーニング等のお手入れのお客様の店頭来店でした。毎日きもののお手入れ目的のお客様が来店頂ける店を目指し、手打ち蕎麦屋さんのように、店頭のガラスディスプレーから着物お手入れをするシーンを見て頂けるようにしようと、きものブレインさんへ研修に行きスタッフの技術向上を図りました。生地が年代物だと、薬剤を使うことで生地に穴があいてしまうこともあり、自社で行うリスクは高く(他にも理由はありましたが)店頭でのお手入れは断念しました。今はお手入れ職人さんにお越しいただくことで沢山のお客様に展示会でご来店頂いています。

これらの体験から、「念えば叶う」という想いの強さを学びました。又、成功する為の方法は一つではなく無数にあることも学びました。「プル型の店頭を作る!」という一つの念い実現の為に、打った手は実に多かったのです。この体験を今に置き換えるといかがでしょうか。今や訪問活動はほとんどなくなり、電話での営業活動が中心になってきていますが、近い将来電話での営業活動も形を変える必要があるでしょう。「新規への電話営業を無くす!」と宣言したら喜んでくれそうな社員さんの顔が多数目に浮かびます。その為の方法はSNSであり、動画配信であり、地域イベント活動への参加であり、他にも無数に存在します。どれか一つだけの成功では上手くいかなくても、全てを実施することで必ず実現できると思います。お客様との日々のコミュニケーションの積み重ねの大切さは今も昔も変わりませんが、その方法は時代によって変化させていかなければなりません。強い念いで、あらゆる方法を全て実施し新しいアプローチ方法を共に構築していきましょう。

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