kire-dori00019 訪問着 【ハシラ-冬の龍郷-】

竜郷柄と小菊を泥染めを表現したきれどり衣装

夜の深みに、龍が棲む。

六花（雪の結晶）に似た小菊の集まり。その中に、そびえ立つ龍郷柄のハシラ。雨に濡れた夜。静かな力を秘めた意匠が、まるで屋久島の神秘を包み込むように広がります。龍郷部分は一元織（ひともとおり）、その他は9マルキの片ス織（かたすおり）。巳が龍へと昇る、その瞬間を纏うかのように。

柄が語る。言葉になる前の、記憶のように。

― 織りの技、マルキとは ―

マルキは織物の細かさ（糸の密度）を示す単位です。マルキの数が大きいほど、糸が細く、密度が高く、織りの技術も高度になります。9マルキは、織り目がきれいに整い、見た目にもすっきりとした上質感があります。

― デザイン基本：ハシラ ―

長野県の御柱祭から着想を得て、長方形の柱を組み合わせています。

【素材】正絹100%（シルク100％）

【裏地】正絹100%／胴裏・八掛

【状態】しつけ糸：有／使用感：なし

【季節】袷（10〜5月向き）

【サイズ】

適応身長168.0cm／身丈174.2cm／裄72.0cm／前幅26.5cm／後幅32.2cm／腰回り106.0cm”