知っておくと安心!振袖が着崩れした時、苦しいときの対処方法!
ちゃんと試着をしてみたものの…当日になって「着物が苦しい!」「動いていたら着崩れしちゃった…」なんて話もよく耳にするかもしれません。
着物の着付が苦しすぎたり、きれいに着付けてもらった着物が着崩れしてしまったら、せっかくの晴れの日なのに残念。
そこで、着崩れした時の対処法や、苦しいときの対策をあらかじめ予習しておきましょう!
着崩れを防ぐように立ち振る舞いに気をつけよう
着物はいくらきちんと着付けても、洋服と同じような動きをすることで崩れてきやすいもの。
着物ならではの立ち振る舞いや、所作を気を付けるだけで、随分と着崩れの防止になります。
大まかには「歩き方」「車の乗り降り」「トイレの所作」「立ち座り」が重要です。
立ち振る舞いや所作についての記事はコチラにまとめていますので、一度チェックしてみてくださいね!
きものが着崩れしてしまったときは…
気をつけていたけど、やっぱり着崩れしてしまうことはあります。
着崩れしてしまうポイントによって、対処法は変わります!
ポイントごとにチェックしておきましょう。
衿元がゆるんでしまった場合
着付けてもらったときはきっちりと見えていた衿元が、なんだかだんだんスカスカと空いてきてしまった…ということがあります。
腕の動作を中心に、大きな動作をすると着崩れてしまうことが多いようです。
そんな時は、まず下に来る部分の「下前」を直しましょう!
脇の下にある「身八つ口」に手を入れて、衿を引っ張るとキレイに締まってきます。
「下前」が整ったら次は上にくる「上前」の衿を整えます。
「おはしょり」(帯の下から出ている部分)を下へ軽く引っ張ると上前も整います。
背中や腰のゆるみ
車に乗ったり、立ったり座ったりを繰り返すうちに、だんだんと緩んでくるのがここ。
自分では見えない部分なので、友達に見てもらったり、鏡がある場所では振り返って確認してみましょう!
背中側にある「おはしょり」を引くようにしてみると、背中が少しすっきりします。
きものの裾が落ちてきてしまった!
裾が下がったままで歩くと、見栄えだけでなく踏んでしまう危険性も。
足で踏んで引っ張ってしまうと、もう修復はできなくなってしまいます。
長くなってきたなと思ったら、以下の手順で整えます。
できれば鏡の前で真っすぐに立ち、下がってきた部分の裾を上に引っ張っておはしょりの下に入れ込みましょう。
後ろも同じようにすることで、裾の長さを調整できます。
しかしまた落ちてきてしまうこともありますので、こまめに調整してくださいね。
帯が落ちてきてしまった…!
帯が落ちるとせっかくのきものの美しさがなくなってしまいます。
ひどくなる前に気づいた時点で応急処置をしましょう!
応急処置は簡単。
タオルを折り畳んで、帯の下に挟み込むだけ。
厚みを出すことでゆるみが少なくなり、落ちなくなります。
着付けてもらった着物が苦しいときは…
「座っているとおなかが押されて苦しい」「食事に行ったらお腹が苦しい」など、普段慣れない紐や帯でおなかの圧迫が一番よく聞く声です。
帯が苦しいという場合は、帯締めを少しゆるめたり、また帯の中にある紐に少しゆるみを持たせることで解決する場合があります。
ですが、自分で行うと着崩れの元になることも!
周りに着物が分かる方がいれば、苦しい旨を伝えてみるのもよいかもしれません。
着物で苦しくならないために
当日の着付は呉服屋や、美容院でしてもらうという方も多いのではないでしょうか。
その場合、着付けてもらってる時点で我慢せず「苦しい」と感じたら伝えることがポイント。
人によって感覚は違うため、着付師さんと話しながら自分に合った強さにしてもらいましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
楽しい成人式をより楽しく過ごすためには「着崩れしないこと」と、「苦しいと感じないこと」が大切ですね。
またその時の対応法を知っておくだけで、より快適に時間を過ごせるでしょう。
着付は呉服屋でしてもらうのがベスト!
たちばな&シャレニーでは専任の着付師がいるので、着付も安心です。